【中学生時代④】わきがとイジメ

中学生時代

前回(中学生時代③わきがとイジメ)はAさんと出会ってから日常に明るさを取り戻してきたところまで書きました。

今回は回復してからの私の生活や勉強について記憶を思い起こしながら書いてみました。

ところどころ忘れていて母にも確認をしたのですが、母も結構忘れていました(笑)いや。

逆に忘れてくれてよかった。

F塾とM塾に通う

不登校の仲間やAさんに会える楽しみからか勉強に意欲的になってきました。

この頃は中学3年生にもなって高校進学のことを意識していたと思います。

意欲的になったと言っても、一般の子ども達と比べるとかなり遅れていました。

そこで、近所の主婦が家庭で塾を開いている2つの塾に行きました。

はじめに英語→F塾、もう少し後に数学→M塾。他の科目はAさんに教えてもらっていました。

F塾について

F塾のF先生

細い長身美人。(ガリガリのさらに上の細さだった)

2人の子供がいて上の子は頭がよく医者を目指していました。

私の兄弟とF先生の上の子が同じ学年で、なんとなく知っていた。

2匹の室内犬がギャンギャン吠えてお出迎えしてくれた。

F塾での授業について

通常小学生~高校生が対象で、夕方~夜の授業。

しかし、私は木曜日の朝10時~11時半ぐらいまでワンツーマンでした。

対人恐怖症だった私に特別に教えてくれました。

勉強の内容はあまり覚えていないのですが(汗)F先生は英語だけではなく、自分の過去や好きなマンガ(ガラスの仮面)などいろんな話をしてくれました。

先生の仲の良いカウンセラーの友達を紹介してくれたこともありとても協力的でした。

明るい方だったので会うと元気になっていました。

忘れられないF先生のありがたい指摘

塾のはじめに指摘されたことが今でも忘れられません。「書くのが遅い」

えぇ⁉私ってそんなに遅いの⁉

ショックでしたね。書くスピードを指摘されたのは初めてでした。

きっと学校に行っていなかったので普段の生活で文字を書くことが少なく、書くスピードが絶望的に遅かったのでしょうね。

F先生は夕方や夜に他の生徒を教えていたので、その生徒たちと比べてひどかったはず。

確かに先生は書くスピードが猛烈に早かった。

同じ学年の子たちはそんなに早いんだ。頑張らないと!と火がつきましたね。

たぶん、そんな指摘や自分の勉強のできなさを痛感してはじめの頃は行きたくないと思っていました。

なんか毎回恥をかきに行くような感じで自分の馬鹿さに絶望していました。

F先生の過去

F先生は過去に過食症になったそうです。

細い姿からは想像できません。ハッキリと何が原因とは言いませんでした。

もしかして、子育てで悩んでいたのかもしれないなと思っています。

実は2人の子供は個性が強くて家がわりと近かったのですが、どこかでちょっと怖いなと思っていました。

特に下の子は落ち着きがなく小学校の全校集会のときでも先生に捕まえられて叫んでいる様子を何度か目撃しました。

元気な息子さんでした。

過食症になったときは動くことが大変だったそうです。

たとえば、太っているせいで汗をずっとかいてしまい「谷間に汗疹ができたのよ!」(笑)とか

さらに、「股ずれって知ってる?」と聞かれたので知りませんと答えると、

「太り過ぎて太ももがこすれ合って痛むのよ!どんだけジーパンをダメにしたか。太っ

ていると余計にお金がかかるのよ~」と笑って話してくれました。

きっとたくさん悩まれたのだと思います。

私が出会ったときは逆に痩せすぎていたので、まだ何か心に抱えていたのかもしれません。

他の生徒と授業を受ける

F塾に通うようになってどれぐらいたってか、夕方からの授業に参加することになりました。

なぜ、そのようになったのかは覚えていませんが、たぶんF先生と話し合って今後高校に行きたいのなら少しずつ自分を慣らしていこうと話し合ったような気がします。

そして、夕方の授業に参加。初めての時はなんとなく覚えています。

学校に行っていない私はどの生徒よりも早めに席に着きました。

するとピンポーンとインターホンがなり一人また一人と同じ学校の生徒が入ってきました。

私を入れて6人。授業が始まりました。緊張しました。その場から逃げ出したくなりました。

みんなの鉛筆のこすれる音が気になりました。

そして授業を何とか終えることができ、雑談をしてその日は帰りました。

帰宅して、泣きました。

色んな感情が入り混じっていました。

顔見知りの子たちが成長していて、私だけが時間が止まっているようでした。

雑談での話す内容も、なんだか大人びていて、大人しいと思っていた子がイケイケ女子になってたし。

彼らの持ち物や文房具なんかも素敵で、私なんて中学1年生の時のものを使っていたので、恥ずかしかったな。

まさに、浦島太郎状態でしたね。

それから何度か夕方に参加することになりましたが、結局嫌なことには変わりはなく、朝の授業に切り替わりました。

学校で英語のテストだけを受ける

それから、英語がわかってくるようになると、学校のテストを受けてみたくなって、英語のみテストを受けに行ってました。

テストは不登校生のためにつくられた部屋でうけたり、保健室でうけていました。

玄関は来客用玄関を使い来客用の下駄箱に勝手に入れてました(笑)点数の方は平均よりまーまー上を取りました。嬉しかった。

これは私にとって大きな自信になりました。

学校に行って授業を受けなくても勉強はできるんだと。英語だけですけどね・・・。

私の人生に大きく影響したF塾

この経験をきっかけに高校でも英語好きは変わらず、ついに高校生で○○デビューします。

この内容は高校生時代で紹介しますね。

さらに大学でも英語の道へ進むことになります。(仕事では全く活かしたことがありませんが・・・)

今ではほとんど英語を忘れていますが、英語が少しわかるからということで知人の外国人との食事会にも誘ってもらいます。

英語が私の人生に大きな影響を与えてくれました。

ちょっと前にF先生は2人の子供が外に出ると引越しをされました。

数年前、先生は新しい場所で元気にしていることを年賀状で知らせてくれました。

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M塾について

苦手な算数と数学

M塾もF塾のように自宅の一室を使っていました。

数学は大の苦手。小学生の時から赤点で良くても60点。テストの点数が悪すぎてテスト用紙を隠す行為をしてよく母に怒られていました。

とにかく大量に隠していました(笑)勉強全般できませんでしたね。トホホ。

M塾のM先生

むちゃくちゃ明るく早口でしゃべる。一人でボケツッコミが成立している。

よく見たらハーフのような顔立ちで美人なのにお笑い芸人感で薄れる。

子供が2人いて上の子が私の兄弟と同じ学年で仲良しでした。

私の兄弟がM塾に通って数学の点数が上がって楽しそうにしていたので私も通いたいと思いました。

M塾での授業について

M塾でも特別な時間帯でワンツーマンの授業を受けていました。授業は午後からで下校時間前に終わるように受けていたと思います。

勉強自体は覚えていませんが、M塾に慣れたころに他の生徒たちと受ける時間が設けられました。

数学は苦手だし計算に時間がかかるので、みんなと同じプリントを配られても答えられず、ずっと下を向いていた記憶があって、それに気づいた先生がフォローしてくれていました。

他の子と勉強するのが嫌で嫌でたまりませんでした。それも数回で終わり、すぐにワンツーマンに戻りました。

数学の成績は平均レベルになったと思います。・・・記憶にございません。