前回(大学生時代①)は大学1年生で経験した、いじめや手術についてご紹介しました。
今回は大学2年生~卒業までをまとめました。
大学1年生のときにワキガ手術(剪除法)を受けてから、はっちゃけたことを書きました。
そのはっちゃけは大学2年生~卒業まで変わらず。
これといって大きな出来事はなく、見本にはならない大学生活を送っていました。
化粧を覚え、オシャレを知り、おしゃれなカフェに行き、毎日遊びで忙しかった(笑)
そんな私になんと彼氏ができました。
遅い春が来た
大学2年生のある日、友人数名で話しているときのこと。
友人「1年生の時、A君ってわきぺのことが好きだったらしいよ。」て言われました。
A君は面白くて人気のある子でした。
それを聞いて。
私『うそ!そうだったんだ・・・』と答えました。実は私にとっても彼は気になる存在でした。
友人「でも、今は年上の人と付き合っているらしいよ」と聞いて、がっくり。
普通はここで諦めるのでしょうが、なぜか彼のことが異常に気になりだしました(笑)
彼女がいるのに好きなってもな~とモヤモヤしている気持ちを友人に打ち明けると、
友人「え~!わきぺ。A君のこと好きなの?わかった。私が探りを入れてみるわ!」と動いてくれることになりました。
数日後、どうやらA君は遠距離恋愛で上手くいっていないらしい。
しかも、今でもわきぺのことが好きらしいとの情報を持ってきました。
探りの入れ方がスゴイ!と感心したのと同時に、この子はどこまで突っ込んだ話をしてきたんだと不安になりました(笑)
さらに、その子と数名で飲み会をセッティングしてくれました。
流れが速くて気持ちが追いつきません。
え~。嬉しいけど。・・・どうしよう。
飲み会は楽しくて、その時に連絡先を交換しました。
数日後、A君のお誘いで2人だけでディナーに行くことになりました。
場所はA君の働くレストラン。
A君の同僚が交互にテーブルにやって来ては冷やされました(笑)
学校の話や共通の知人の話をして、最後に店長にあいさつをしてレストランを後にしました。
帰りにA君が駅まで送ってくれました。
話をしながら電車を待っていると、私の乗る電車が近づいてきました。
私はとっさに「今日はありがとう。私・・・、A君のことが好き」と言い捨てて電車に逃げ乗りしました(笑)
A君は一瞬「へ?」となったでしょう。
電車に乗って後悔が押し寄せてきました。なんであのタイミングで告ったんだ私!最悪だ・・・。
電車を降りた頃にA君から電話が入りました。
そして、私たちは付き合うことになりました(笑)
はぁ~。
大した恋愛はしていないですが、自分の恋愛をオープンにするって恥ずかしいもんですね。
でも、不思議とこの頃の自分が可愛く感じますね。
ついに私に遅めの春が来ました。
恋の行方
この恋の行方はどうなったか?ですか。
いや~。
普通の大学生恋愛で特別なことはありませんでしたよ。
結局、半年ぐらいは付き合って別れ、また付き合って別れました(笑)
別れる際に「気持ちがわからない」「もっと甘えてほしかった」と言われてました。
そう思われても仕方がないです。
例えば、自分からデートに誘うことは少なかったですし、
「迎えに行こうか?」と言ってくれているのに、「大丈夫」といって断ることが多々ありました。
私の中では迷惑かけて申し訳ないというおもいからだったのですが、それが寂しかったようです。
今なら「会いたい」と言うし、速攻で「うん。迎えに来て」と答えるのにな。
私もおばさん化したのかな~(笑)
ワキガの彼氏・彼女問題
ここでワキガは彼氏・彼女ができない問題に少し触れたいと思います。
私はワキガ手術後、彼氏ができました。
では、やはりクサイ体だと恋愛はできないのでは?とも思えます。
しかし、友人の言葉を思い出してください。
A君は1年生の時に好きだった。
その頃、私はくさいと陰口を言われてたし、自分の体臭をどうにかしたくて相当悩んでいるときです。
私の大学1年生の時はワキガの手術もしておらず、激クサの状態でした。
そんな私に好意を持ってくれたA君・・・どうかしてる(笑)
どうかしている人がもう一人いました。私の相方(パートナー)です。
ちなみに、現在の相方とはもうすぐで10周年です。
相方と出会ったころには、ほぼ再発しているクサイ体で出会っていますし、現在もニオイは健在。
重度のワキガの私でもパートナーが出来たので、ワキガだから彼氏彼女できない問題は気にせずに、ご縁を大切にしてほしいなと思っています。
大学で出会った身近なワキガ体質
ワキガ体質が周りにはいないという声もチラホラありますね。
私の大学生時代は結構ワキガ体質の子がいました。
同じクラスの男子で重度のワキガー。
ルックスはかっこ良く頭はイイのですが、体臭のせいで女子からは嫌われていました。
夏場は強めににおっていました。
仲のいい女の子で軽度~中度の子が2人いました。
腕を動かすと、近くでにおいを感じていました。
もう一人は軽度で、ちょっとにおう。ぐらいでした。
学生の頃は鼻炎になってなかったので犬のように鼻が利いて、体臭を敏感に感じ取ったのかもしれません。
大学生時代を振り返って
大学3年生では1か月間海外でホームステイをしたり、国際交流会館でボランティア活動をしたり、自分の興味のあることに突っ走っていました。
大学4年生になると授業が少なくなるので、ダイニング居酒屋に加えてコンビニや郵便局のアルバイトを掛け持ちしていました。
就職活動ではかなり苦戦しつつも、なんとか就職が決まりました。
卒業後は親元を離れて一人暮らしが決まりました。田舎を離れて都会での生活。
先のことばかり考えてワクワクしていました。
そして、楽しかった大学生活が終わります。
手術を振り返って
手術前は地獄だったのですが、手術後は天国に変わりました。
手術以降、わきがエピソードがゼロになったので、どうでもいい恋愛話を持ち出しました。すみません。
手術に対して、私は賛成でもあって反対でもある立場です。
矛盾していますが・・・。
【良かったこと】
◇何にも代え難い最高の時間を過ごせた。
【悪かったこと】
◇脇が汚くなった。
◇高額な手術代を2回支払った。
私の場合は2回手術をして再発しました。
2回とも見事に再発したのでワキガ手術をこう考えています。
ワキガ手術は「麻酔」。
ワキガ手術は麻酔とよく似ているなと思っています。
麻酔を打った直後は無痛ですが時間が経つと麻酔がきれて、元に戻りまよね。
これをワキガの手術で例えると、手術直後はアポクリン汗腺が除去されニオイが減る、時間が経つと汗腺が再生してニオイが元に戻る。
麻酔がきいている間=アポクリン汗腺が取り除かれてにおわない体
麻酔がきれる=アポクリン汗腺が再生して元のクサイ体に戻る
剪除法は再発率が低く完治する手術として取り上げられていますが、私の体には効かないことがわかりました。
もちろん、中には再発していない人もいます。
自然治癒力が強い私のような体でも効果のある手術があればいいのにな~と常々思っています。