ワキガや体臭を中心に気になる本+論文をご紹介。
「ワキガ臭の対策」として読むのではなく、「ワキガの知識を深める」感覚で読むことをおすすめします。
なぜなら、どの本にも完璧な解決策が載っていませんしショックな事実を知ることが多いからです。
とりあえず、敵(ワキガ)を知るために情報をどんどん仕入れることも大切なのかなと考えています。
また、もし新しい手術の方法が生まれたとして、自分にある程度の知識があればこの手術の価値があると判断する力がつくと思っています。
日本人はなぜ臭いと言われるのか
日本人はなぜ臭いと言われるのか 体臭と口臭の科学
桐村 理沙 著 光文社新書
ニオイ全体と口臭対策について網羅できる本。
「ニオイとは何か」からはじまり、ちょっと難しい脳の話やニオイの雑学まで幅広く知ることが出来ます。体臭については一般的なことが書かれておりフツーでした(笑)
目新しい発見は、
人は一度「不快」と感じたにおいに対しては、次回から低濃度でも感じやすくなる。初対面で、においから「不快」を感じさせてしまうと、潜在意識にも残り、次回から配慮しても敏感に察知されてしまう。
(引用:日本人はなぜ臭いと言われるのか 体臭と口臭の科学 桐村 理沙 著)
一番最初が肝心と言われても、ずーっと臭っているワキガーはどうしたらいいんだ(笑)
口臭にうとい私にとっては、具体的な対策を知れて為になりました。
歯の磨き方はもちろん、歯ブラシの種類、道具の使い分け、マウスウオッシュ、口臭を悪化させる習慣など勉強になりましたよ。
頭臭では酵素シャンプーや休プー(シャンプーを休む)ことをすすめていました。
あせとせっけん
あせとせっけん
山田金鉄
モーニングコミックス講談社
多汗症の主人公とニオイフェチの男性との社内恋愛マンガ。
もとは1話読み切りだったためか展開が早く、あれ?っと感じてしまいますが、読み進めていくと、多汗症の悩みやニオイフェチの特徴をうまくおさえてあって、物語の内容より登場人物の個性が面白かったです。
多汗症の悩みをお持ちの方には勇気をもらえる部分もあると思います。
主人公が汗やニオイを気にしてトイレに駆け込み、デオドランド剤を使ったり、彼にかりたTシャツが汗でぐっちょり濡れてしまったり、デートの際に手汗を気にして手を握るのに躊躇したりします。
ワキガとは悩みが違いますが、主人公の気持ちや行動がわかるな~と思いました。